【未経験者向け】ITエンジニアになる手順を解説!!

・転職活動をしていてIT業界に関心があるがよくわからない。
・IT業界に転職活動を考えているがキャリアパスを想像しにくい。

IT業界とはさまざまな業種で構成されているため、就職、転職を考えていても最初の一歩で挫折してしますケースは非常に多いです。
私はSIerとしてIT業界で3年働いており、転職も経験しています。
そこでこの記事ではIT業界に転職を考えている未経験者に向けてIT業界とはどのような業界かを解説していきます。

この記事では「ITエンジニア 働き方超大全」という本を参考に実際の私の経験を含めた内容を記載しています。 この記事を読めば、IT業界に転職する前に業界についてざっくり理解することができ、 その後のキャリアパスについてもイメージできるかと思います。

目次
  1. ITエンジニアを選ぶ理由
  2. ITエンジニアになるまでの準備
  3. 職種・キャリアパス
  4. 最後に

1.転職でITエンジニアを選ぶ理由

ITエンジニアという職種では下記の3つの特徴があります。

  1. 資格制度が充実していること
  2. 成長のステップが明確であること
  3. フリーランスなどの働き方の自由度が高いこと

上記の3つの特徴から私が特に注目してほしいことは②の成長のステップが明確であることです。
たとえ未経験からITエンジニアになったとしても、上流工程、下流工程ようなステップが見えているため、次のステップに進むためにどのようなことができるようになればよいかを考えやすく、自分のキャリアプランを立てやすいです。

ITエンジニアとしてのキャリアをスタートすると基本的には製造以降の下流工程と呼ばれる工程から案件に携わることになります。製造、単体テスト、結合テストを通して、実際のプログラムの流れであったり、挙動を確認することで、システム全体または一部の機能のイメージを掴んでいきます。
要件定義や設計などの上流工程は下流工程での経験を積んだあとに経験することができます。上流工程では基本的にお客様との会話を進めながら、下流工程で実際にプログラムを組む人やお客様に見てもらうための資料を作成することになります。そのため、下流工程で経験したことからどのように要望を設計に落とし込むか、設計書を見た製造担当者が設計しやすいかなど考える必要があります。

このようにITエンジニアとしてキャリアをスタートさせてから、どのような能力を伸ばせば、どのような工程に携わることができるかが明確であるため、どのような経験やスキルが必要であるかを考え、目標を設定しやすいと考えています。

2.ITエンジニアになるまでの準備

ITエンジニアになるために次の4ステップを実践しましょう。

  1. キャリアビジョンを決める
  2. 職種、キャリアパス、雇用形態を決める
  3. アクションプランを立てて実践する
  4. ITエンジニアになる(就職・転職)

まず、①とはITエンジニアになったあと、どのようになりたいかを考えることです。
最終的にITエンジニアとしてどのようなことを実現したいかを考えるのが良いと思います。

続いて②では①を実現するために、どのような職種、キャリアパス、雇用形態が良いかを考えます。
そして①、②で十分自身のキャリアパスについて検討したら、③としてITエンジニアになるための転職活動を行います。
この転職活動の中で目指すキャリアに応じて、資格を取得してみたり、ホームページやアプリなど作成してみるのも良いと思ます。

①〜③をこなすことができれば、晴れて④ITエンジニアになることができます。
個人的な意見ですが、未経験からITエンジニアになる場合、上記の①〜④のステップの中で「②職種、キャリアパス、雇用形態を決める」の特に「職種」を決定するところをより慎重に考えてほしいです。このあと詳細な説明をしますが、IT業界にはさまざまな業種が存在します。一度望んでいないキャリアを進めてしまうとキャッチアップするために大変な時間と労力が必要になってしまうため、慎重に決定しましょう。

3.職種・キャリアパス

ITエンジニアと一言でいっても様々な業種があります。
WEBエンジニア、インフラエンジニア、ソフトウェアエンジニア、セキュリティエンジニアなどがあり、また業態として自社開発、システムインテグレーター(SIer)、システムエンジニアリングサービス(SES)などさまざまです。
この段階で、自分がどのようなITエンジニアになりたいかを決めておかないと、入社後、「思っていたのと違う」というような経験をしてしまいます。

私はSIer会社に勤めているので、SIer会社での経験をお伝えします。
そもそもシステムインテグレーター(SIer)とは顧客に代わってコンピュータやネットワークなどを組み合わせてシステムの構築から保守までを請け負う業者です。
(SIerにもユーザ系、メーカー系などさまざまな種類がありますが、今回は説明を割愛させていただきます。)
SIer会社の社員は基本的に案件を管理するPM(プロジェクトマネージャー)やPL(プロジェクトリーダー)を目指すまたは部長、課長などの管理職を目指すのがキャリアのゴールとなります。
そのため、若手のうちは下流工程を経験することができますが、年次を重ねるごとに下流工程に携わる機会が少なくなっていき、基本的には上流工程や案件管理を主に担当することになります。
技術力をつけたい人、プログラムを組むことが好きでずっとやり続けていたい方や淡々とテストをこなしていきたいという方には向いていないかもしれないです。
逆にSIerに下記に当てはまる方はSIerに向いていると考えられます。

  • 相手の意図を正しく汲み取り情報を論理的に整理することが好き
  • 会社内外とコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めることが苦でない
  • 曖昧な情報から形あるものを作り上げることを楽しめる

上記に当てはまる方はSIerを目指してみてはいかがでしょうか。

SIerとしてキャリアップするには案件管理するためのスキルを身につけることが重要となります。
下流工程を経験したメンバークラスの社員が次に目指すポジションはPLです。
PLとして求められるスキルは基本的な技術力とお客様から十分な要望を聞き出す「コミュニケーション能力」と案件を順調に進めるための「プロジェクトマネジメント能力」です。
SIerの業務の大まかな流れとしてはお客様から要望を聞き出し、要件定義書や設計書を作成し、若手社員またはBP(下請け会社の要員)に指示を出し、案件を進めながら、案件で生じる問題に対処していきます。
私が以前勤めていた会社では年次が上になるほどプログラミングをするより、お客様や社内メンバーと打ち合わせをしたり、EXCELなどで設計書やテスト仕様書を作成する時間が多くなる印象でした。

SIer以外のITエンジニアについては本に記載されているので、参考にしてみてください。

4.さいごに

ここまで「ITエンジニア 働き方超大全」の第1章〜第3章を参考に私の経験を交えて、ITエンジニアについてやITエンジニアのキャリアパスについて解説してきました。
ここでは解説できませんでしたが、「ITエンジニア 働き方超大全」の第4章では「ITエンジニアになるための準備」、第5章では「キャリアアップのケーススタディ」、第6章では「次のステップのケーススタディ」について記載されているので、気になる方は読んでみてください。

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